年々増加する高齢者、とりわけ一人暮らしや高齢者世帯の住み慣れた土地で暮らしたいという願いと、冬場の除雪に大きな不安を抱えているという実情を把握した社会福祉協議会が当市の福祉事務所と協議。平成12年度から市民のボランティアによる除雪活動が開始された。除雪者の対象は、一人暮らし老人、高齢者世帯、身体障害者世帯であるが、身内や親戚、隣近所等の地域からの支援を受けていない世帯で、日常生活道の確保を目的に玄関前や通路等のたまり雪の除雪を中心に活動を実施している。対象者は各自治会からの推薦を受けて、最終的には訪問調査を実施して決定。本当に除雪に難儀している世帯を選考している。また、並行して市民の除雪ボランティアを募集。広報による募集のほか、企業や行政等に呼びかけをおこなっている。活動にあたっては除雪ボランティア連絡会を開催し、より円滑な活動を進めるための協議を持ちながら活動を推進している。除雪活動は、仕事を抱えるボランティアの休日を利用しての活動のため、降雪時の除雪ではなく雪がたまった際の除雪を行い、安心して活動するためのボランティア活動保険にも加入している。なお、平成13年度の除雪活動実績は、活動日数が延べ81日、活動者は述べ31団体、6個人、除雪対象者は延べ2?7名となっている。 |