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雪と寒さがもたらすもの
文章:小長井

 北海道の冬に見られる幻想的な光景として、「けあらし」、「サンピラー」、「ダイヤモンドダスト」があります。
けあらし(気嵐)は、北海道の方言だそうで、氷点下20℃以下にもなるシバレタ(厳寒の)朝、凍結しない海面や川面に白く立ち上る霧のことで、気象用語では「蒸気霧」というそうです。

けあらしの発生メカニズムは、風がおだやかで寒さの厳しい朝、陸上の寒気がゆっくりと海上や川面に流れだし、海面の水蒸気を冷やして濃い霧ができるというもので、冬にある条件がそろった時にしか見られないものです。
北海道沿岸の留萌や釧路、浦河などで見られ、北陸の富山湾などでも見られるようですが、「けあらし」という言葉は、留萌地方で使われ始めたのがきっかけとされています。私自身、留萌で初めて「けあらし」に遭遇しましたが、毎朝見慣れた海が一面白い霧で覆われるのを見た時、まさに大自然の神秘を感じました。

 また、気温が氷点下20℃以下になると、大気中の水分が凍結して氷晶と呼ばれる細かな氷の粒になります。この大気中に漂う氷の粒が、太陽の光を反射してキラキラと輝いて見える現象が「ダイヤモンドダスト」(細氷現象)と呼ばれています。このダイヤモンドダストのなかで、気温が氷点下20℃以下、風がないなど5つの条件がそろうと、六角板型氷晶が太陽の光を規則正しく反射するため、まるで光の柱のように空中に輝いて見える幻想的な光景「サンピラー」(太陽柱)が現れるそうです。
最低気温氷点下38.5の記録が残る、北海道名寄市では、「名寄細氷現象PHOTO研究会」なる民間の写真サークルがあり、極寒の神秘「サンピラー」を町おこしに利用しようと活動しています。
このメンバーである地元の人によれば、サンピラーは様々に形を変えて現れ、「2度と同じ姿が見られないところが魅力」だそうです。

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