平成12年4月から介護保険施行に伴い、介護保険の対象外サービスとして、新たに国・県補助事業である介護予防・生活支援事業が施行されました。その中の事業の一つとして「軽度生活支援事業」という事業が設けられ、高齢者世帯の屋根除雪事業についても対象となりました。しかし、この事業は、住民組織やボランティア団体等が実施することが、補助金の要件となっており、このため、従来から社会福祉協議会で実施してきた「除雪費助成制度」を見直し、新たな雪処理活動・除雪ボランティアの組織化を社会福祉協議会等とも協議・検討を行いました。この結果、除雪を実施してくれる者から会員登録してもらい、新たに「除雪ボランティアの会」を設立し、市がこの団体に事業を委託し、除雪費用については、会をとおし有償ボランティアとしての会員に配分することとしました。これにより、当市の一人暮らしや老人世帯等の冬期間の大きな課題である雪処理について改善が図られ、高齢者世帯の精神的・経済的な負担を軽減することが出来ました。特に、事業開始の平成12年度冬は大雪に見舞われ、この事業の大きな成果が発揮され、大変喜ばれました。 |