パートナーシップでつくる協働型の雪処理活動

(連携が支える雪処理作業の事例調査)

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組織・連携活動の概要
地域 秋田県 鹿角市
組織・団体等の名称 花輪地区流雪溝連絡協議会
連携活動の概要
概 要 当市中心商店街の県道並びに市道脇の非雪の実施
路 線 一般県道 十二所花輪大湯線及び市道駅中央線
除雪延長 約1020m
参加人数 214名(会員)作業人員はおおよそ400名
使用器具 スコップ、スノーダンプ等


連携による雪処理活動の開始と経緯
当地区には古くから防火、生活川水並びに農業用水の取水目的として「大堰」という堰が米代川取水口を起点にいわゆる町の裏通りを通過する形で、農地へと引かれている。冬期間も通水されているが、排除雪の処理に利用(雪を川に流す)していた。しかし、鹿角市花輪大町商店街地区(鹿角市花輪大町鹿商店街振興組合)の近代化事業に伴い、県道の道路拡幅事業も並行して行われる中、特に車舗道の工事について、県、商店街双方の合意の中で車道に流雪溝を設置することとなり、その後、道路拡幅事業は新町、谷地田町の両街区へと広がっていった。中心商店街の流雪溝の試験そのものは平成2年より行われていたが、平成9年に道路拡幅事業と並行し、市の指導、支援並びに作業の分担により、「市道駅前中央沿線住民の積雪期における雪害から日常の安全生活を確保し、雪に強い街づくりに貢献すること」を目的に花輪地区流雪溝連絡協議会が発足され、地域住民が連携を図りながら共同で除雪を行う環境が整った。利用者地区は視野を広げ、設立当初125名だった会員が現在では214名となった。

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