理想的な連携関係を形成するために大切なこと
花輪中心街における冬季間の快適な街路空間及び安全な通行を確保するため、これまで色んな課題を抱えながらも鋭意努力し継続してきているが、おのおのが勝手きままな処理をしたことで受ける多大な損害や被害は経験済みである。このことから、雪処理の環境は住民がすべて同等の環境下にはないが、雪に強い街づくりのためには、流雪溝がある、ない、あるいは流雪溝に類似する施設がある、ないにかかわらず地域住民が密なる連携をもって対処する必要が必至であると考える。とりまとめの方法として各自治会を傘下においた連絡協議会なるものをつくったが、範囲が広くなればなるほど、組織も大きくなり、おのおのが自己主張をしたときにはその取りまとめは容易なことではない。各自治会ができることには限界があり、組織の取りまとめには中立的な立場にある行政に担っていただき、組織のガイドラインを明確に打ち出し、その方向性に沿って組織の進むことが大切であると考える。 イメージとして、行政は大局着眼(全体を見まわし)、各地区は小曲着手(稼働部隊、実働部隊)であることが望ましい。その経験の積み重ねにより、円滑な流雪溝の利用が図られたことにより、将来的には行政の一部を担うことが可能になるかと考える。 他に、詰まりの原因となる不具合箇所の施設改良、流雪溝利用者のモラルの向上等ソフト面での研修が望まれる。
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