横手市は県内でも指折りの豪雪地帯であるが、特に昭和48?49年の豪雪は市民生活に大きな混乱を生じさせ、車社会における交通機能のマヒは日常生活に予想以上の影響を与えた。これを契機に「防雪都市づくり」が市の最重要施設の1つに掲げられ、除雪機械の充実、流雪溝の整備、小路対策の3つの柱を中心に克雪に向けた活動が積極的に進められてきた。小路対策では、昭和57年11月に「防雪都市づくり町内会等活動費補助金交付要綱」が制定。道路幅員が狭く除雪が困難な小路等で、地域が主体的に取り組む除雪機の購入や消融雪施設の設置などに対し支援を行うとともに、道路排雪は幹線道路や通学路、バス路線が優先的に実施されることから、それ以外の路線については、地域が除雪協力会を結成し、3点セット方式による市と協力会の共同作業の除排雪が行われてきた。 |