パートナーシップでつくる協働型の雪処理活動

(連携が支える雪処理作業の事例調査)

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雪処理活動の連携体制について
活動の連携体制
自治体 八鹿町
道路管理者 国土交通省、兵庫県
住民 各地区のPTA

参加の募集方法
活動地域
八鹿小学校、八鹿中学校、高柳小学校、伊佐小学校、青渓中学校の各校区。

活動の役割分担について
実施団体 歩道除雪の実施
歩道除雪機の保管場所の提供
当 町 実施団体と道路管理者との連絡調整
歩道除雪機の燃料費負担
道路管理者 歩道除雪機の貸与


理想的な連携関係を形成するために大切なこと
住民による地域性や自然条件の理解(降雪積雪地帯に住んでいるとの住民の自覚)と、その中で生活するには身近なことは住民自身が行わなければならない(歩道の除雪と確保は住民が行う)との認識を培う。行政の行うべき部分(車道除雪)と住民が行うべき部分(生活に密着した歩道の除雪)の役割分担を官民がお互いに認識しあうことが大切と考える。但し、行政は住民の奉仕精神に甘えるのではなく、住民活動への適切な支援(精神的、経済的)に欠かすことができないと考える。住民の奉仕活動に対する行政の適切な支援と評価は、住民の奉仕活動に対する継続的かつ効果的なエネルギーの根元になるものと考える。理想的な連携関係を形成するためには、住民の自覚とともに、行政の適切な評価と支援が大切と考える。

今後、住民などとの連携を促進するべきである分野と、その理由
少子高齢化が進み、高齢者所帯の増加が著しい中で、やはり今後の問題として、生活に密着した歩道の除雪並びに除雪車が入ることができない集落内道路の確保が大きな問題になると考えられる。すなわち、高齢者所帯においては体力的な問題から住宅周辺の歩道や集落内道路の除雪ができず買い物などの外出もままならない状況である。住宅地や集落内に住みながら孤立してしまう状況にあり、防災面等においても大きな問題となりつつある。また既にこのような現象が生じている。今後は、地域の住民が一体となり、ボランティアとして、行政の手の届かない、高齢者などの生活弱者に対する集落内の生活道路の確保や歩道の除雪等が必要であると考える。このために、行政(の適切な支援)と住民組織が良好な関係を維持し、連携を深め、安全な安心できる快適な生活環境の創造に努力すべきであると考える。