パートナーシップでつくる協働型の雪処理活動

(連携が支える雪処理作業の事例調査)

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雪処理活動の連携体制について
活動の連携体制
自治体 各市町村 建設課
道路管理者 青森県各県土整備事務所
町民 市町村民

参加の募集方法
窓口を各市町村の建設課とし、町内会、PTA等の借り受け希望団体の中から優先度の高い除雪箇所の順に貸し出しをしている。
活動地域
現在は47台を貸し出ししているが、更に要望が多いことから今後30台の増強を計画している。

活動の役割分担について
実施団体 歩道除雪の実施
市町村 借り受け希望団体の窓口業務
実施団体と県土整備事務所との連絡調整
小型除雪機械の燃料費、損害保険料の負担
道路管理者 小型除雪機械の貸与
小型除雪機械の維持管理費用の負担


理想的な連携関係を形成するために大切なこと
連携関係を形成するために行政側が積極的に活動することは、ボランティアの強要とも受け取られ、逆効果ともなり、その活動には限度があると思われる。そのために、住民と行政の中立的立場の存在が必要ではないかと考えています。

今後、住民などとの連携を促進するべきである分野と、その理由
a)住宅間口部の除雪(高齢者世帯対策)
除雪に対する要望(苦情)のなかで最も多いのが車道除雪に伴う住宅間口部への雪盛である。特に高齢者のみの世帯にとっては、車道除雪の度の固くて重い雪の除雪は、大変な負担となっているのが実状である。しかし行政側のみでは、車道除雪で手一杯で間口付近のきめ細やかな除雪までは、手が回らない状況である。そこで間口除雪を町内会等に担当してもらい、排雪が必要な時には、町内会等と行政が役割分担を決めて、対応できないものかと考えている。