設立理念

(公社)雪センターは活力ある雪国づくりをめざす核となります。

今、私たちは21世紀を迎えました。この新しい時代に豊かで活力ある雪国の姿をどのように描くことができるのでしょうか。

我が国は、国土の約6割が積雪・寒冷地域であり、そこに全人口の約4分の1の人々が生活を営んでいます。積雪や寒冷は日常生活や社会経済活動に大きな影響を及ぼし、民生の安定と産業の振興を妨げる大きな要因となっています。一方、雪は豊かで美しい自然環境をもたらし、地域に雪国固有の文化、伝統を根付かせました。我が国の風土は雪国なくしては語ることは出来ません。

雪を克服するための施設や技術開発は従来より盛んに実施されていますが、近年の生活様式や社会経済活動の変化にともない、雪や寒冷をめぐる問題は複雑かつ多様化してきています。特に、最近ではクリーンはエネルギーとして雪が注目され始めていて、活用に向けて各方面で研究開発が進められています。このように雪をめぐる今日の状況を的確に把握した上で、新しい時代に向けて、先見的かつ総合的な問題解決が今求められています。

(公社)雪センターではこのような問題認識に立ち、克雪・利雪・親雪のための技術開発や調査研究、また情報収集・提供などをとおして、豊かで活力ある雪国づくりに積極的に取り組んでまいります。


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