協働型雪処理・・・パートナーシップでつくる協働型の雪処理活動
本事例集は、平成14年12月、国土交通省道路局企画課道路防災対策室(現在、国道・防災課道路防災対策室) のご協力のもと実施したアンケート結果を取りまとめたものです。
(アンケートの詳細につきましては、下記アンケート概要をご参照下さい)
アンケート概要
1.アンケートの目的
近年、人々の価値観が多様化するなかで、一元的、画一的なサービスでは、除雪等の雪処理に関して、公共的ニーズのすべてを満たすことはできなくなってきています。
このため、地域住民、市民活動団体(NPOなど)、企業などが行政と連携し、協働で雪処理活動を行うことが、各地域において展開されていることと思います。
そこで本調査は、パートナーシップによって協働型の除雪などの雪処理活動を行っている先駆的活動事例の収集調査を行い、今後の雪寒事業のあり方を検討するための基礎資料とするものです。
2.アンケートの対象
住民・NPO等の市民団体・行政が連携した、パートナーシップでつくる協働型の雪処理活動に関する事例を対象とします。
住民と行政、NPO等の市民団体と行政など組み合わせについては問いません。 ただし、市民団体等が個々に行っている(行政と連携と伴わず独自に行っている)ボランティア活動は除きます。
なお、雪処理とは、車道、歩道、生活道路などの各種除雪、流雪溝への投雪などを示します。
また、高齢世帯住宅、商店街の屋根雪下ろしなどの事例もありましたら御回答願いします。
事例集
新しい事例の募集
パートナーシップでつくる雪処理作業の協働型活動事例について
※参考資料などがある場合は、本アンケート調査書に同封、添付願います。
質問:連携による雪処理活動を始めた《きっかけ・経緯》を詳しく教えてください。
平成13年1月に襲った大雪のなかで、児童たちが雪みちを苦労して登下校している状況をみた当市○○地区の町内会長の****氏より、 当市市民課に相談があった。
このため、当市では、○○地区住民○名に対して、歩道除雪機械、除雪道具などの貸与、機械の操作方法の講習を行った。
これをきっかけに、****氏より当該歩道の除雪について継続的に実施したいとの申し出があり、 当市、PTAを加えた地域住民、当該区間の道路管理者(○○県土木事務所)の間で、協議を重ね、 連携作業に関する協定を結び、通学路の除雪作業を協働で行うことになった。
※できるだけ、詳細にご記入願います。
質問(1):活動を実施している人数を年齢別で教えてください。
総数:60名
10代 ; 0人、20代 ; 1人、30代 ; 10人
40代 ; 23人、50代 ; 15人、60から64才 ; 3人
65才以上 ; 8人
質問(2):活動の連携体制ついて教えてください。
自治体:当市市民課
道路管理者:○○県○○土木事務所
NPO:事務局/******
市 民:市民
企 業:地元企業(除雪業者など)
専門家:大学関係者
質問(3):参加の募集方法について教えてください。
窓口は、当市の生活課に設置。常時、参加者、希望者を募集。
また、PTA、町内会の連絡網、ホームページなどでも参加者を募集している。
質問④:活動地域について教えてください。
現在は、○○地区のみ。
今後、住民の意向を踏まえ他地区への展開も考えたい。
質問:連携活動の役割分担を教えてください。
(歩道除雪の場合の例)
下記役割分担について協議を重ね、協定として定めた。
1)実施団体
・歩道除雪の実施
・小型除雪機械などの保管場所の提供
2)当市
・参加希望者の窓口業務
・実施団体と***工事事務所(道路管理者)との連絡調整
・小型除雪機械の燃料費負担
・実施団体の活動中における事故に備えて保険業務
3)道路管理者
・小型除雪機械及び除雪用具の貸与・支給
・小型除雪機械の維持管理費用の負担
お願い事項
- 本事例は収集から約1年半以上も経過しておりますので、掲載されている内容は必ずしも現状と一致しない場合もございます。
何卒、ご了承の程よろしくお願いいたします。 - 個別の事例の詳細に関する質問は受けかねますので、ご理解の程お願いします。
- また、掲載内容に関する訂正、変更等ございましたら、大変お手数ですが、ご連絡の程お願いいたします。